竹道場 松兵衛さんの撮影をさせてもらった。

竹細工職人の葛綿慎さん。

皆さん、こんばんわ。
去年の年末から竹道場 松兵衛さんの撮影をさせてもらいました。

竹道場 松兵衛のアクセス方法

竹道場 松兵衛
〒940-0128 新潟県長岡市上塩501
Instagram
竹細工の体験や道場生を募集していて竹細工を自分の手で作ることが可能です。
ぜひInstagramをチェック!

 

前から職人の方を撮れたら良いなぁ、と思いながらすごしてて、先日知り合いから竹細工を作っている松兵衛さんのことを教えてもらい即連絡してみました!

撮影を快諾していただいて撮影を開始させてもらいました。

 

竹を切り出しに行く。

竹を切り出すところから撮影させていただきました。

竹細工は節と節の距離が長いものが良いらしく、それが杉藪に生えている竹は日光の関係で長くなりやすいらしい。

確かに竹の節は竹細工で加工する際に分厚くなりやすい部分だし、硬いので節の前後が折れやすい。
僕の前に竹でタガを作ったので、マジでそれは痛感しましたw

この場所に入らせてもらったけど、僕の家の裏の竹藪は誰も利用してないから歩く場所も無いほど荒れてるが、この場所は良い距離感で竹が生えていてしっかり管理されている。

僕の家も竹が生えていて、長くなる前にタケノコとして採取。
長くなってしまったものは冬囲い用の竹として育ててる。
新潟は雪が降るので、雪の重みで竹が折れるのでなるべく生やさないようにしている。

使われなくなった竹が利用されているのは僕も最高だなと思ってる。
裏山の竹も使ってほしい。

 

竹を割り、竹ひごを作っていく。

使いやすい長さに更に切って、屋内で竹を割っていく。
竹細工の仕上がりを良くするために、竹ひごは均等の幅で切り出す。

写真に写っている竹細工職人の葛綿 慎(くずわた まこと)さんは御年80歳。
子供の頃から冬の野良仕事がない時に家で雪が溶けた時に使う竹細工を作ってきたらしい。
本当に様々な竹細工を作れるすごい人だ。

葛綿さんの住んでる隣の地区の人はまた違った竹細工を作るらしい。
地元なんで知ってるんですけど、上塩は一括りにされてるが、沖布、天平、大野原で分かれてるので、この3つの地区でそれぞれ違う分野の物を作っていたんだろう。

葛綿さんも物々交換してたって言ってたし。

そういえば僕の祖父も、わらじとか蓑、むしろとか作ってな。
昔の人は一人一人得意分野のものを自分で作るから本当に尊敬できる。

 

作るものによって竹の種類を変える。

作るものによって、孟宗竹、真竹、根曲がり竹など種類を変えるんだそう。

僕がタガを作った時は17mの孟宗竹を使ったけど、マジで割って整えるのに死にそうになった。
しかもYouTubeでタガを作ってる会社のニュースに写っている部分だけ見て作ったので
試行錯誤で何本も竹をダメにした…。

今だったら絶対にここに通ってたわ…。

 

竹細工は一日にして成らず

何日通っただろうか。

ここで生活されているわけではないけど、竹道場の生活の雰囲気が現れていく。

これはぜひ体感してほしい。
僕の中では懐かしい、って気持ちだったけど、この雰囲気が悪いと思うことはないはず。

 

竹を編む。

最終的な仕上がりのために丁寧に丁寧に少しずつ編んでいく。

色々なパーツが組み合わさって出来がっていく。

 

最後は動画で。

写真を撮りつつ動画も撮るって言う作業を今回はさせていただきました。

1日で終わる作業ではないので、なるべく動画に統一感を持たすために180cmのアンブレラとLEDのビデオライトを一灯。

長い事、各工程を撮影させてもらいましたが内容はギュッと圧縮させてもらいました。

ちなみに葛綿さんはもちろん、道場生が作った竹細工をこの場所で購入できます。
最近は作った途端売れるので在庫があんまり無いらしいですが…w

それとここで天然のスポンジであるヘチマを購入することも可能です!

すごくいろんな勉強になったし、地元のことももっと知れたし、道場生の人とも仲良く慣れて本当に最高な時間を過ごさせてもらいました!
新潟で竹細工を習いたいならぜひ訪れてみてください。

 

竹道場 松兵衛
〒940-0128 新潟県長岡市上塩501
Instagram

コメント