みなさん、こんにちわ。
この前のお話の続きです。
なんか気楽にふらーっと行ったけど、なんか貴重な話聞いてんじゃね?と思ったので軽い記録程度に書き残していきたいと思います。
今回も方言バリバリで書きたいですが、地元の俺ですら聞き取れんレベルのヤバいのが連発したので
雰囲気程度に残しながら書きたいと思いますw
セブンイレブンでプリントしていく。
枚数が枚数なので、セブンイレブンで気楽にプリント。
やってみたら、かなり明るくプリントされて「どうなってんのよセブンイレブン…。」となった。
iPhoneに入ってるデータと照らし合わせたら、明るさと色調まで変わっててこれはダメだろ…となったので気合いれて現像した写真のプリントはちゃんとしたお店でやったほうが良いみたいですね。
今度からは面倒だけど急ぐときはカメラのキタムラに行こう…。
散策する
プリントもしたし、婆ちゃんの家を探すか!っと前会った場所から、近くを再度散策してみる。
やっぱバス停もポストもないよなぁ…。
っとうろついていたら、あった。
ゴミ収集所のすぐ脇にポストがあった。
これは見えないわ!じゃあバス停は?と思って顔を上げたらゴミ収集所の上に、バス停の標識が貼り付けられてた。
って言うかバス停じゃないし、乗り合いタクシーになってる。
昔はここはバスが来てたはずだけど、廃線になったんだ。
バスの標識の色が昔と違うから気づきにくかったのか。
って事は、その前の家って事は…?
あれか。
突入してみた。
婆ちゃんと再度出会う。偶然猫又権現の話を聞く。
おー!あんたか!もう届けに来てくれたかの!
仕事の考えでやってるから、そういえば何気なく出会った人の写真渡すのなんて普通はもっと後からなのかもしれないな。
茶の間に通されると、そこの壁には色々な写真が飾られていた。
写真好きな人なんだなー。
白黒のすげぇ年季が入った写真まであるぞ。
茶菓子は全部食べていいすけんの。
お茶もいっぺ飲んでくれし。
おお、婆ちゃんセレクトの茶菓子。
懐かしいものから見たこと無いものまで出てきた。
こないだはありがとの。
桜が咲いてて、ちょうどカメラ持ってる人がいたもんだすけ頼んでしまったいや。
でも、こんな早く持ってきてくれる人は中々いねぇな。
地元だしねー
せっかく撮ったんだし、早い方が良いと思って!
他の人にも写真取ってもらってるんだ?
すぐそこに猫又権現があって、県外の人までいろんな人が来るが
そこでカメラ持って来る人が来るすけ撮ってもらったりするがーさ
猫又権現?!なにそれ?!地元だけどそんなの知らんよ?!
猫を祀ってる神社で珍しく皆見に来るがーよ
え?!じゃあ狛犬ならぬ狛猫いんの?!
そうそう、猫のがある
壁に飾られているめちゃくちゃに年季が入った白黒の写真がそれだった。
後で見に行って分かったけど、写真は相当前なのか今祀ってる像とは違う形だった。
神社がある事でいろいろな人がここに来た人に声をかけたりすることが多かったらしい。
昔は商店をやっていたみたいで、バス停が目の前のこともあり、色々な人に声をかけられることが多かったと。
って言うか猫又権現がテレビとか新聞とかで色々出てて有名らしいけど、地元の俺がまったく知らなかった…。
こんな御札を配布してるらしい。
百八灯の日にこの札を配ってて、これが欲しくて譲ってくれと頼まれた事もある
現在は栃尾の道の駅で500円で常に販売してるらしいので欲しい人はそちらへ。
いろんな人が訪れたらしく、この神社には駐車場がないので、冬の雪がある時に来た人には、この婆ちゃんが家の空き地に停めていいよって声をかけたりしてたらしい。
猫で有名な神社で色んな人が来たけども、それにあやかってか猫捨てに来る人もいてな
その度猫を育てたがーよ
今の人と違って猫は外に出すすけん道路でひかれたのもいるいて
今は年取り過ぎて猫を看取れるほど生きられんけ飼うのはやめた
今まで猫を何匹も飼っていたらしい。
死んでしまった猫は自分の家の柿の木の下に埋めたと。
ここの集落は百姓ばっかだすけ、ネズミをとってくれる猫は皆欲しすけん
猫が生まれる前から予約が入ってな
猫を欲しがる人もいたすけども、やっぱ嫌いな人もいてな
予約と丁度の数だっけば良いけども、多いと困るでな
その時は猫に「お前の子供の命おらにくれね」って言って成仏してもらったて
やるのは膜から出る前にやらんけばダメ
猫の産婆もやってたと笑ってたけど、すげぇ話だ。
昔の動物嫌いはひどい人もたくさんいただろうけど、飼いきれないのはその時にやってしまったほうが良かったんだろうか。
猫の他には犬とタヌキとスズメとムササビを飼ってたと言ってたw
ムササビの子供が落ちているのを地元の人が見つけて相談されたらしい。
小さい頃から育てたからかムササビはめちゃくちゃ人懐っこいらしいw
よく体中を登られたと言ってたw
機織りの話を偶然聞く。
後で知ったことだけど、猫を祀るのは養蚕が盛んだった事につながっているらしい。
会話の途中で子供頃の話を聞いてたら機織りの話になった。
機織りは女の仕事で、家で練習は当たり前だったと。
機織り機はどの家も2~3台はあったっけなぁ
大人が機織る場所は日が当たる良い場所で、子供がやる場所は暗い廊下の突き当りでな
タンタンと機を織るんだけども、下手な人はリズムが悪くてよーバカにさいるがーて
うまい人は一日に一反織るがいし
歴史博物館に置いてあるから貴重なものだとずっと思ってたけど、一家に2、3台が当たり前なのは驚いた!
「一反てどんな長さ?!」と聞いたら「着物一着分の長さだて」と言われて、一般人は着物一着分の長さが分からねーよと思い調べたら幅約37センチ、長さ約12メートル50センチが一反と決まってた。
一日で糸から12mの布って化け物並みに早いんじゃね…?
機織るって事はむしろも作ってた?!
むしろは男の仕事だ、ござもよー作ってた
あれを背中に2、3枚重ねると濡れたもん背負っても
背中が濡れんくて皆よーやってた。
むしろとは、藁とかで作った敷物の事。
家中蚕だらけでな
人間が寝る場所よりも蚕置く場所が大事で寝る時は大変だっけさ
戦時中は作った食べ物は国に持ってかれたっけ、蚕も食べてた
蚕食ってたのは結構衝撃的だった。
他にもイナゴを食べてたと聞いて、イナゴは長野の文化じゃないんかい!ってびっくりした。
猫じゃらしってよく呼ばれるあの植物の茎にイナゴを挿して家に持ち帰ったと言っていた。
他にも田んぼにいるツブ(タニシ)もよく取ってたと言ってた。
全部佃煮にして食べていたらしい。
戦争中は国に食べ物を持って行かれたり、疎開してきた人にも分け与えてたりして大変だったと。
他にも高校卒業してから大阪に女中に出ていた話とか色々な話を2時間くらい話してましたw
まだまだいろんな話を聞きたかったけど、長居しすぎたのでお暇させていただきました。
会話の途中で
あたしもカメラでいろんなものを撮りてっけ
自分の子供も動物も
だども女のあたしが、お父さんが使わんのに持てるわけないすけカメラは諦めた
そういう話は俺に効くからやめてくれ…
じゃあこの壁に貼られてる写真は全部人に頼んで撮ってもらったのか…。
今はわずか5~6枚の写真が、大切ながらも皆に見せたい写真が飾られている。
もしこの婆ちゃんがカメラを持っていたら、この壁はもっといろんな写真が飾られていただろうな。
動画を撮ることにした。
撮ってやるよ😭
ちくしょーめ。
婆ちゃんがいろんな人との思い出がある神社、これがメインの題材で。
まずは神社の散策しますかね。
本当に猫の像があったw
しかも下には子猫用の餌が供えられてるw
水が流れていった跡が、供え物を食わせろとよだれを垂らしてるように見えて面白いw
残念ながら神社はまだ冬囲いがされていて見えないけど、せっかく桜が咲いてるんだから撮影始めますかねー。
アップロードした動画が、婆ちゃんに所以がある人に見てもらえて、さらにはまた来てもらえるように。
(2023/05/08更新)
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